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プロフィール
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夕稀
性別:
女性
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小狼達がなんとか町の医者、カイル先生の診療所に泊めて貰えることになった、その晩。
さくらはふと目が覚めて、窓から外を見た。その目を疑った。
「レミニスちゃん・・と金の髪のお姫様!?」
長い金の髪をした女の人が長いドレスを着て、雪の中を歩いている。そのすぐ近くにレミニスの姿があった。
この雪の中、レミニスは壁に背中を付けて寄りかかっている。
金の髪の姫はレミニスの前まで来ると、一度立ち止まったが、その後何処かへ行ってしまった。
さくらはそのまま寝てしまったが、その次の日、それを後悔することとなる。
「ごめんなさい。私があの時外へ出ていれば・・」
「雪の中を歩いてるドレスの女なんて、現実じゃないと思うのは当然ですよ。」
さくらはレミニスのこと、言うべきかもしれないと思いながらも、なかなか言い出せず、結局、口を開いてみたり、つぐんだりしていた。
レミニスちゃんが子ども達を攫ったはずはない。
そう思いながらも、言い出せなかった。
「どうかした?さくらちゃん」
ドキリとした。
息をのんだ。小狼達に言うなら、町の人に言うよりは良いかもしれない。
「あ、あの・・・実は昨日、お姫様と一緒に、レミニスちゃんも見たんです。」
「え!?」
思わず、小狼は読んでいた歴史書を閉じてしまった。
「そういえば、ここに用があるとは言ってたねぇ。」
その時丁度、城の方へ向かうグロサムの姿を見つけた。
「あーグロサムさんじゃない?あれ。」
「んな所で何してんだ?」
「あっち何もないのにねぇ。お城くらいー?」
そのまま町まで戻ってくると、突然誰かが突っ込んできて、危うく、轢くところだった。
「だ、大丈夫ですか!?」
小狼が声をかけると、その少女は素早く立ち上がった。
「レミニスちゃん!?」
何処も怪我はしなかったようだ。
前からただ事ではなさそうな様子で町の自警団の人達が駆けつけてくる。
「その女を捕まえてくれ!!」
「え?」
レミニスは振り返ってそれに気づき、強風を起こした。
「うわあっ!!」
下手をすると吹き飛ばされそうな風だった。
自警団の人達や、小狼達が吹き飛ばされまいとしている間に、レミニスは何処かへ駆けてしまった。
風が止んで、小狼は何かあったのかと尋ねた。
「昨日の夜中に外であの女が立っているのを見た奴がいるんだ!」
あんな雪の中に立っているなんて、尋常じゃない。あの女が連れ去ったに違いない、と言う。
「そんな・・」
小狼は何か関係しているかもしれないが、まだ犯人と決まった訳じゃないとさくらを宥めて別れた。まだ宵の口だが、小狼にも寝るように言って、今この待合室には黒鋼とファイの姿しかない。
「・・黒様、実のところ、レミニスちゃんが子供がいなくなるってるのに関係してると思う?」
「小僧は姫に伝えなかったが、昼間、俺達とぶつかりそうになる前に子供のいる家の近くをうろついてたらしい。」
「怪しいかなって?」
「・・・そういうお前の方こそどうなんだよ。」
ファイは微かに微笑んだだけだった。
「何にしても、さくらちゃんにとって悲しい結果にならないといいけどねぇ。」
まだこの国を離れるわけにはいかない。
レミニスはフードを目深に被って、身を潜めた。
昼の間に子ども達の目星はつけておいた。予定は狂ったが、おそらくは今晩で片が付くだろう。明日には別の世界へ行ける。
雪の夜は寒い。けれど、躯が熱を持っている。躯全体に心臓の鼓動が伝わっている。
これで、やっと・・・という思いがあるからだろうか。
しかし失敗は絶対に許されない。
レミニスは時計を見た。
「そろそろか・・。」
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さくらはふと目が覚めて、窓から外を見た。その目を疑った。
「レミニスちゃん・・と金の髪のお姫様!?」
長い金の髪をした女の人が長いドレスを着て、雪の中を歩いている。そのすぐ近くにレミニスの姿があった。
この雪の中、レミニスは壁に背中を付けて寄りかかっている。
金の髪の姫はレミニスの前まで来ると、一度立ち止まったが、その後何処かへ行ってしまった。
さくらはそのまま寝てしまったが、その次の日、それを後悔することとなる。
*
「ごめんなさい。私があの時外へ出ていれば・・」
「雪の中を歩いてるドレスの女なんて、現実じゃないと思うのは当然ですよ。」
さくらはレミニスのこと、言うべきかもしれないと思いながらも、なかなか言い出せず、結局、口を開いてみたり、つぐんだりしていた。
レミニスちゃんが子ども達を攫ったはずはない。
そう思いながらも、言い出せなかった。
「どうかした?さくらちゃん」
ドキリとした。
息をのんだ。小狼達に言うなら、町の人に言うよりは良いかもしれない。
「あ、あの・・・実は昨日、お姫様と一緒に、レミニスちゃんも見たんです。」
「え!?」
思わず、小狼は読んでいた歴史書を閉じてしまった。
「そういえば、ここに用があるとは言ってたねぇ。」
その時丁度、城の方へ向かうグロサムの姿を見つけた。
「あーグロサムさんじゃない?あれ。」
「んな所で何してんだ?」
「あっち何もないのにねぇ。お城くらいー?」
そのまま町まで戻ってくると、突然誰かが突っ込んできて、危うく、轢くところだった。
「だ、大丈夫ですか!?」
小狼が声をかけると、その少女は素早く立ち上がった。
「レミニスちゃん!?」
何処も怪我はしなかったようだ。
前からただ事ではなさそうな様子で町の自警団の人達が駆けつけてくる。
「その女を捕まえてくれ!!」
「え?」
レミニスは振り返ってそれに気づき、強風を起こした。
「うわあっ!!」
下手をすると吹き飛ばされそうな風だった。
自警団の人達や、小狼達が吹き飛ばされまいとしている間に、レミニスは何処かへ駆けてしまった。
風が止んで、小狼は何かあったのかと尋ねた。
「昨日の夜中に外であの女が立っているのを見た奴がいるんだ!」
あんな雪の中に立っているなんて、尋常じゃない。あの女が連れ去ったに違いない、と言う。
「そんな・・」
*
小狼は何か関係しているかもしれないが、まだ犯人と決まった訳じゃないとさくらを宥めて別れた。まだ宵の口だが、小狼にも寝るように言って、今この待合室には黒鋼とファイの姿しかない。
「・・黒様、実のところ、レミニスちゃんが子供がいなくなるってるのに関係してると思う?」
「小僧は姫に伝えなかったが、昼間、俺達とぶつかりそうになる前に子供のいる家の近くをうろついてたらしい。」
「怪しいかなって?」
「・・・そういうお前の方こそどうなんだよ。」
ファイは微かに微笑んだだけだった。
「何にしても、さくらちゃんにとって悲しい結果にならないといいけどねぇ。」
*
まだこの国を離れるわけにはいかない。
レミニスはフードを目深に被って、身を潜めた。
昼の間に子ども達の目星はつけておいた。予定は狂ったが、おそらくは今晩で片が付くだろう。明日には別の世界へ行ける。
雪の夜は寒い。けれど、躯が熱を持っている。躯全体に心臓の鼓動が伝わっている。
これで、やっと・・・という思いがあるからだろうか。
しかし失敗は絶対に許されない。
レミニスは時計を見た。
「そろそろか・・。」
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