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夕稀
性別:
女性
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さくらは自分の足につけられた鎖におもむろに手を触れた。鎖は古びたベットに繋がれている。
「これ凄く古い・・ひょっとしたら。」
さくらは鎖を思いっきり引っ張った。ギシギシと音がして、徐々にベットの足は裂けていく。
床に背中が当たって、遂に足は折れた。
「折れた・・・!」
ドアに近づいて、その上の窓から外を見る。ドアには木が渡してあるだけだが、ドアに描かれた紋章が気になる。
外を見ていると、その前を丁度、半分寝たような様子の子ども達が通っていった。
さくらは首を振った。
「とにかく、ここから出ないと!」
ベットの上の布を破って輪を作る。窓の格子の間から、それを通して木に引っかけ、どかそうと、話を窓に押しつけた。
「え?」
通らない。
二,三度繰り返してみたが、やはり通らなかった。
試しに自分の指を格子の隙間に当ててみる。
何もないはずなのに何か透明な壁でもあるかのように外に指一本も通せなかった。
さくらはドアを叩いた。ビクリともしない。
『このドアは絶対開かないし、壊れない。』
ファイはハッとして城の方を見た。
「どうした?」
黒鋼達が木で創った竹馬にモコナが乗って、足場を調節している。
モコナもそちらを向いていた。
「感じる!なんか、レミニスみたいな力の感じ。」
「魔術を使ったのかなぁ。」
→目次
「これ凄く古い・・ひょっとしたら。」
さくらは鎖を思いっきり引っ張った。ギシギシと音がして、徐々にベットの足は裂けていく。
床に背中が当たって、遂に足は折れた。
「折れた・・・!」
ドアに近づいて、その上の窓から外を見る。ドアには木が渡してあるだけだが、ドアに描かれた紋章が気になる。
外を見ていると、その前を丁度、半分寝たような様子の子ども達が通っていった。
さくらは首を振った。
「とにかく、ここから出ないと!」
ベットの上の布を破って輪を作る。窓の格子の間から、それを通して木に引っかけ、どかそうと、話を窓に押しつけた。
「え?」
通らない。
二,三度繰り返してみたが、やはり通らなかった。
試しに自分の指を格子の隙間に当ててみる。
何もないはずなのに何か透明な壁でもあるかのように外に指一本も通せなかった。
さくらはドアを叩いた。ビクリともしない。
『このドアは絶対開かないし、壊れない。』
*
ファイはハッとして城の方を見た。
「どうした?」
黒鋼達が木で創った竹馬にモコナが乗って、足場を調節している。
モコナもそちらを向いていた。
「感じる!なんか、レミニスみたいな力の感じ。」
「魔術を使ったのかなぁ。」
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