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夕稀
性別:
女性
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黒鋼は”銀竜”という刀を、ファイは背中の刺青を、魔女に渡した。
「さて、あなたはその刀。」
真路はその長刀をベルトから外して、差し出した。
そこに躊躇がなかったわけではないが、ここに居たって、どうにかなるものではないと思ったからだ。
魔女はそれを受け取る。
「あなたはどう?自分の一番大切なモノをあたしに差し出して、異世界に行く方法を手に入れる?」
「はい」
真路はこの時初めて、小狼の抱えている女の子の顔がちらりと見えた。
心なしか、誰かに似ている。気のせいだろうか。
奧から眼鏡をかけた少年が何かを抱えて駆けてきた。魔女は少年から白い方だけを受け取る。
「この子の名前はモコナ=モドキ。あなた達を異世界へ連れて行くわ。」
黒い方は通信できるだけだと付け加えた。
そして、モコナは行く世界を指定することは出来ない。
いつそれぞれの願いが叶うかもわからない。
「けれど、世の中に偶然はない。あるのは必然だけ。あなた達が出会ったのもまた、必然。」
まっすぐ、小狼を見据えた。
「あなたの対価は・・・その子との関係性。
もし、その子の記憶が全て戻っても、あなたとその子はもう同じ関係には戻れない。」
小狼は俯いた。
「それでも?」
小狼は顔を上げた。
「・・・いきます。さくらは絶対死なせない!」
その後ろに立っている真路には見えなかったが、とても真剣で、必死なのは、声からも十分に伝わった。
「覚悟と誠意。何かをやり遂げるために必要なものが、あなたにはちゃんと備わっているようね。」
魔女はモコナを差し出した。
「では、行きなさい。」
モコナは大きな羽根を生やして、口を大きく開ける。
もの凄い風で、四人はモコナの口の中に吸い込まれていった。
→目次
「さて、あなたはその刀。」
真路はその長刀をベルトから外して、差し出した。
そこに躊躇がなかったわけではないが、ここに居たって、どうにかなるものではないと思ったからだ。
魔女はそれを受け取る。
「あなたはどう?自分の一番大切なモノをあたしに差し出して、異世界に行く方法を手に入れる?」
「はい」
真路はこの時初めて、小狼の抱えている女の子の顔がちらりと見えた。
心なしか、誰かに似ている。気のせいだろうか。
奧から眼鏡をかけた少年が何かを抱えて駆けてきた。魔女は少年から白い方だけを受け取る。
「この子の名前はモコナ=モドキ。あなた達を異世界へ連れて行くわ。」
黒い方は通信できるだけだと付け加えた。
そして、モコナは行く世界を指定することは出来ない。
いつそれぞれの願いが叶うかもわからない。
「けれど、世の中に偶然はない。あるのは必然だけ。あなた達が出会ったのもまた、必然。」
まっすぐ、小狼を見据えた。
「あなたの対価は・・・その子との関係性。
もし、その子の記憶が全て戻っても、あなたとその子はもう同じ関係には戻れない。」
小狼は俯いた。
「それでも?」
小狼は顔を上げた。
「・・・いきます。さくらは絶対死なせない!」
その後ろに立っている真路には見えなかったが、とても真剣で、必死なのは、声からも十分に伝わった。
*
「覚悟と誠意。何かをやり遂げるために必要なものが、あなたにはちゃんと備わっているようね。」
魔女はモコナを差し出した。
「では、行きなさい。」
モコナは大きな羽根を生やして、口を大きく開ける。
もの凄い風で、四人はモコナの口の中に吸い込まれていった。
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<あとがきと裏話>
これはレミニス編でも同じ事ですが、多分これを読む方は本編を読まれた方だと思うので、あえて二次小説の登場人物が影響を及ぼしたりして、本編とたいして変わらない部分は、カットさせて頂いてます。
知ってる部分を私のことばに直す必要はないと思うからです。
それにその方が、二次小説の内容が濃くなるのではないかと・・。
これはレミニス編でも同じ事ですが、多分これを読む方は本編を読まれた方だと思うので、あえて二次小説の登場人物が影響を及ぼしたりして、本編とたいして変わらない部分は、カットさせて頂いてます。
知ってる部分を私のことばに直す必要はないと思うからです。
それにその方が、二次小説の内容が濃くなるのではないかと・・。
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