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本館・徒然日記:CLAMP作品の感想などを綴ってます。雑誌のネタバレですので、コミック派の方はご注意ください。
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外では雨が降り、雷は激しく鳴り響いている。
しかし、この国は戦いもなく、五人は山荘でゆっくりしていた。

「で。こういうところではやっぱり恐い話だよねw って侑子が言ってた。」
「そうなの?」
「・・っていうか、この国での私の用事は済んだから、私は次に行くよ。」
レミニスは立ち上がって右肩に手を当てようとした。
それを、モコナに止められて、何だかんだと言いくるめられてしまった。


モコナは小刻みに震えながら、話し始める。
「モコナはね・・・モコナ・・・」
「おう、言ってみろ。」
丁度雷の光とモコナの大きな目とが一緒になって、不気味に光った。
「まんじゅう恐い。」

「・・・・。」

「レミニスちゃんはー?」
レミニスは少し困ったような顔をした。
「・・別に恐くないかもよ?」
「いいからいいからー」

「・・昔、私が歩いてたら、後ろから音がした。振り返ってみるけど、何もないし、何もない。
 また歩き出すと、やっぱり音がする。今度はもっと急いで振り返ると、一瞬だけ、白い物が見えた。ぼんやりして、生暖かいもの。
 私はもう見えなくなったそれに向かって、『誰?』だと尋ねた。」

微かに俯いて、雷の光がそれを不気味に見せる。
「そしたら、それはうっすらまた浮かんで、私を掴んだ。
 そして・・・『そんなの許さない。絶対許さない。』・・・・・って。」
レミニスは顔を上げると、みんなが聞き入っていたことに気付いた。

「・・・っていう、夢だった。」

「そのオチは要らないだろっ!」
モコナがツッコんだ。
「だって、別に恐い話って思い当たらなかったから。実際、あんまり恐くなかったでしょ?」
「え?凄く恐かったよ!」
「今のは実際の話なのかなー?」
「ええ、そうよ。恐い話ってどんなのかは分かってるんだけど、実際に聞いたこと無かったから。」



あの日夢に見たあの白い影は実際の所、何だったのかはわからなかった。
夢だったのだから、当然のことだと思う。
けれど、あれは長くて黒い髪の女の人だった。白くてぼんやりとしか、見えなかったけれど。
間違いないと思う。

「・・でも、私はなんであれがそうだって、わかったんだろう?」
「どうした?」
黒鋼がこちらを見ている。

「いいえ、なんでもない。」



<あとがきと裏話>
本編をもう少し様子を見ようと思って、「語られなかった物語6」の二次連載バージョンを書いてみました。
そして、途中まではギャグ系かと思いきや・・実はちょっとシリアス?に・・。

本編とは関係ないようで、ちょっと関係のある、番外編でした。
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