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プロフィール
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夕稀
性別:
女性
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「え?おれはここに来たのは初めてですし・・知り合いとかはいないと思うんですけど・・」
「だよねぇ。なんか、さくらちゃんぐらいの女の子で、黒い髪の子だったよー」
「何か俺のことも知ってる口振りだったな。」
「オレの事もねー」
「え?!」
サクラは布で小狼の傷口を拭いている。
「・・とりあえず、まぁ今ここで議論してても仕方がないしー今は領主とかの事を考えようか。」
「はい」
「で、一年前に急に強くなったって言ってたね、その領主。
サクラちゃんの羽根に関係ないかなぁ。」
「あれ?結界が・・・解けてる。」
レミニスは城門をくぐり、中へと入っていった。
コツン、コツンと、音がする。
レミニスが立ち止まったままいると、案の定、3人とモコナがやってきた。
「あ、レミニスちゃん?」
「貴方が・・」
やはり小狼の知り合いではなかったらしく、不思議そうにしている。
「あなたが”玖楼国の人”?」
「小狼です。」
「知ってる。」
「え!?」
レミニスは辺りを見回した。
「あなた達はどこから入ったの?」
「どこって・・城門からかなぁ。」
小狼は床の碁石を拾った。
「元の場所に戻ってます。」
「ああ?似たような場所だが、引き返しちゃいねぇぞ。」
「一本道ではあったよね。」
小狼は碁石を見せた。
「入口にこれを落として置いたんです。」
「小狼すごい。」
レミニスはじっと小狼を見つめた。
「え?何・・ですか?」
やがてレミニスはぱっと離れる。
「やっぱりまだか・・・」
「え?何がですか?」
レミニスが答える前にファイが遮った。
「で、君はどうしてここにいるのかなぁ?」
「ここにこの子がいると思ったから。」
レミニスは黒鋼の方をちらりと見る。
「嫌だな・・この子に危害を加えたりはしないよ。」
「何の話だ。」
「さっき、一触即発っぽかったと思ったのは私の勘違い?」
「・・・じゃあ、その時場合によってはその短刀を使おうとしてるように見えたのは俺の勘違いか?」
「・・・さぁ、どうかな。」
黒鋼はレミニスを睨んだ。
「あ、警戒した?私のこと。まぁいいけどね、私はあなた達となれ合う必要はないし。」
ファイは壁に手を当てた。
「・・・ここかなぁ。」
「何かありましたか?」
小狼はファイを覗き込んだ。
「この手の魔術はね、一番魔力が強いところに術の元があるもんなのー」
「この向こうに領主がいるのか?」
レミニスはその壁をコンコンと叩く。
「どうかな。そんな入口近くにいるとは思えないけど。少なくとも、何らかの突破口はあるんじゃない?」
「・・魔力は使わねぇんじゃなかったのかよ。」
「今のはカンみたいなものだからー」
小狼はファイを見ていた。
「なるほど、つまり忍者<あなた>は魔術の知識は0ってことか。」
「うるせぇ」
黒鋼は壁を壊そうと拳を前に押し出す。
「え?ちょっと・・・」
レミニスの予想とは違い、その手は壁を突き破った。
「凄い、こういうのを怪力と・・」
「うるせぇ!」
砂埃の中から誰かの影が見える。
「誰かいます!」
「「よう来たな。虫けらどもめ。」」
領主とその息子は秘術でその様子を見ていた。
「やつらが何者でも敵ではないわ!」
その時、レミニスが振り返ってこちらを見ていた。
そして思い違いでもなく確かに、その薄茶色の瞳と領主は目があった。
レミニスは秘妖の秘術で創られた珠を魔術で粉砕させる。
「なんだ・・羽根を持っているのにたいしたことないな、あの領主」
レミニスは呟いた。
「え?」
3人にははっきりとは聞こえなかったようだ。
「・・・それなら、もうこの国には用はない。」
レミニスが右肩に触れると、その足元に魔法陣が現れた。紅く光っている。
「な!?」
「それじゃあ、また。」
レミニスの姿は薄れて、やがて散るように消えてしまった。
「異世界に・・移動した!?」
→next
→目次
「だよねぇ。なんか、さくらちゃんぐらいの女の子で、黒い髪の子だったよー」
「何か俺のことも知ってる口振りだったな。」
「オレの事もねー」
「え?!」
サクラは布で小狼の傷口を拭いている。
「・・とりあえず、まぁ今ここで議論してても仕方がないしー今は領主とかの事を考えようか。」
「はい」
「で、一年前に急に強くなったって言ってたね、その領主。
サクラちゃんの羽根に関係ないかなぁ。」
*
「あれ?結界が・・・解けてる。」
レミニスは城門をくぐり、中へと入っていった。
コツン、コツンと、音がする。
レミニスが立ち止まったままいると、案の定、3人とモコナがやってきた。
「あ、レミニスちゃん?」
「貴方が・・」
やはり小狼の知り合いではなかったらしく、不思議そうにしている。
「あなたが”玖楼国の人”?」
「小狼です。」
「知ってる。」
「え!?」
レミニスは辺りを見回した。
「あなた達はどこから入ったの?」
「どこって・・城門からかなぁ。」
小狼は床の碁石を拾った。
「元の場所に戻ってます。」
「ああ?似たような場所だが、引き返しちゃいねぇぞ。」
「一本道ではあったよね。」
小狼は碁石を見せた。
「入口にこれを落として置いたんです。」
「小狼すごい。」
レミニスはじっと小狼を見つめた。
「え?何・・ですか?」
やがてレミニスはぱっと離れる。
「やっぱりまだか・・・」
「え?何がですか?」
レミニスが答える前にファイが遮った。
「で、君はどうしてここにいるのかなぁ?」
「ここにこの子がいると思ったから。」
レミニスは黒鋼の方をちらりと見る。
「嫌だな・・この子に危害を加えたりはしないよ。」
「何の話だ。」
「さっき、一触即発っぽかったと思ったのは私の勘違い?」
「・・・じゃあ、その時場合によってはその短刀を使おうとしてるように見えたのは俺の勘違いか?」
「・・・さぁ、どうかな。」
黒鋼はレミニスを睨んだ。
「あ、警戒した?私のこと。まぁいいけどね、私はあなた達となれ合う必要はないし。」
ファイは壁に手を当てた。
「・・・ここかなぁ。」
「何かありましたか?」
小狼はファイを覗き込んだ。
「この手の魔術はね、一番魔力が強いところに術の元があるもんなのー」
「この向こうに領主がいるのか?」
レミニスはその壁をコンコンと叩く。
「どうかな。そんな入口近くにいるとは思えないけど。少なくとも、何らかの突破口はあるんじゃない?」
「・・魔力は使わねぇんじゃなかったのかよ。」
「今のはカンみたいなものだからー」
小狼はファイを見ていた。
「なるほど、つまり忍者<あなた>は魔術の知識は0ってことか。」
「うるせぇ」
黒鋼は壁を壊そうと拳を前に押し出す。
「え?ちょっと・・・」
レミニスの予想とは違い、その手は壁を突き破った。
「凄い、こういうのを怪力と・・」
「うるせぇ!」
砂埃の中から誰かの影が見える。
「誰かいます!」
「「よう来たな。虫けらどもめ。」」
*
領主とその息子は秘術でその様子を見ていた。
「やつらが何者でも敵ではないわ!」
その時、レミニスが振り返ってこちらを見ていた。
そして思い違いでもなく確かに、その薄茶色の瞳と領主は目があった。
*
レミニスは秘妖の秘術で創られた珠を魔術で粉砕させる。
「なんだ・・羽根を持っているのにたいしたことないな、あの領主」
レミニスは呟いた。
「え?」
3人にははっきりとは聞こえなかったようだ。
「・・・それなら、もうこの国には用はない。」
レミニスが右肩に触れると、その足元に魔法陣が現れた。紅く光っている。
「な!?」
「それじゃあ、また。」
レミニスの姿は薄れて、やがて散るように消えてしまった。
「異世界に・・移動した!?」
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→目次
<あとがき>
短い短い、高麗国編終了です。
ジェイド国はおそらく長めになると思います。高麗国はこの二次小説では前置き・・っていうか、序章なので、ジェイド国から本格的にする予定です。
そして、原案では既に結構先までできているというのに、今更ながらに重大なことが発覚しました。
レミニスって・・・ちゃんづけすると、非常に呼びにくい!!
やはり安全圏で、日本風の名前にすれば良かった・・。
しかしもう引き返せないので、このままいきたいと思います。
短い短い、高麗国編終了です。
ジェイド国はおそらく長めになると思います。高麗国はこの二次小説では前置き・・っていうか、序章なので、ジェイド国から本格的にする予定です。
そして、原案では既に結構先までできているというのに、今更ながらに重大なことが発覚しました。
レミニスって・・・ちゃんづけすると、非常に呼びにくい!!
やはり安全圏で、日本風の名前にすれば良かった・・。
しかしもう引き返せないので、このままいきたいと思います。
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