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夕稀
性別:
女性
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レミニスは店に降りてきた。
「レミニスさん?もう大丈夫なんですか?」
「もう治った。」
丁度、黒鋼とファイは出掛けていて、店にはさくらと小狼しか居ない。
「まさかあのうさぎの力に引きずられるなんてね。」
「うさぎ?モコナのことですよね?」
「そうよ。でも面倒を見て貰ってしまったから、私も何かしなきゃいけないな。」
「あ、レミニスちゃんが起きたらこれをって、ファイさんが・・。」
さくらはそう言って、この国の服を渡した。見たところ、さくらと同じ形のものである。
「なるほど。分かった。」
レミニスが着替えに行こうとしたとき、小狼が呼び止めた。
「あの、どうしておれ達のことを知ってたんですか?」
小狼が真剣な眼差しを向けている。
「・・・それは、羽根のこと?それともあなたと玖楼の姫のことか?」
「どちらも、です。」
レミニスは少し考えて言う。
「聞いたからよ。私に、他の次元でのことを見る力はないから。」
「誰にですか?」
「あなたの知らない人。」
それだけ言って、着替えに行ってしまった。
小狼はジェイド国でのことを思い出していた。さくらが囚われているのを見つけたときの事を。
「だめ。レミニスちゃんがそのドアに何かして、全然動かないの。」
「・・ちょっと離れてろ。」
黒鋼は壊す勢いでぶつかったが、そのドアは少しも動かなかった。
「どうなってんだ。」
「一体どうすれば・・」
小狼がおもむろにドアに触れたとき、紋章がすうっと消えた。
「え・・・?」
ドアに手をかけると、ドアは開いた。
「なるほどー。そのドアに描かれてた紋章を元にして結界を創ってたんだけど、術をかけた人が解くか、小狼君が触ったら術が解けるようになってたんだねぇ。」
「じゃあ、おれ達がここに来るのを見越して・・?」
「それもあるけどー、カイル先生に危害を加えられないように、かなぁ。」
来客のベルが鳴って、小狼ははっとした。
「いらっしゃいませ。」
入ってきたのは二人組。一人は女の人で、一人は同い年ぐらいの男の子だった。
龍王は大きく剣を上げた。
「海龍波!」
連れの女性が止めようとしたが間に合わない。
しかし、その攻撃は小狼に当たることはなく、それどころか、何処かに当たることもなかった。海龍波は風となって、レミニスをすり抜けていった。
「手合わせなら外でやって欲しいんだけど。」
着替え終わったレミニスが龍王の前にいる。
「レミニスちゃん!」
レミニスは怪訝そうに龍王を見た。
「下手すれば私にまで当たってた。」
「す、すまん。」
そこへ譲刃と草薙がやってきた。
「しかしさっきの、凄ぇな。どうやったんだ?」
「・・何、私は手合わせできないよ?」
「しねぇよ!」
さくらは3人にケーキと紅茶を差し出した。3人が絶賛しているのを後ろから龍王が見ている。
「あーくそ!俺も食いたいー!!」
「あなたが場所も考えずにやるからよ。応報よ。」
「まだあるから大丈夫ですよ。」
小狼は龍王の片づけを手伝う。
「おまえ、強いな!けど、右側の反応がちょっと遅い。どっか悪いのか?」
小狼は微笑んでその理由を話した。
レミニスははっとして、小狼を見た。・・まだのようだ。少しの間とはいえ、確かめるのを忘れていたなんて、うっかりしていた。
龍王と小狼が楽しそうに話している。
→目次
「レミニスさん?もう大丈夫なんですか?」
「もう治った。」
丁度、黒鋼とファイは出掛けていて、店にはさくらと小狼しか居ない。
「まさかあのうさぎの力に引きずられるなんてね。」
「うさぎ?モコナのことですよね?」
「そうよ。でも面倒を見て貰ってしまったから、私も何かしなきゃいけないな。」
「あ、レミニスちゃんが起きたらこれをって、ファイさんが・・。」
さくらはそう言って、この国の服を渡した。見たところ、さくらと同じ形のものである。
「なるほど。分かった。」
レミニスが着替えに行こうとしたとき、小狼が呼び止めた。
「あの、どうしておれ達のことを知ってたんですか?」
小狼が真剣な眼差しを向けている。
「・・・それは、羽根のこと?それともあなたと玖楼の姫のことか?」
「どちらも、です。」
レミニスは少し考えて言う。
「聞いたからよ。私に、他の次元でのことを見る力はないから。」
「誰にですか?」
「あなたの知らない人。」
それだけ言って、着替えに行ってしまった。
小狼はジェイド国でのことを思い出していた。さくらが囚われているのを見つけたときの事を。
「だめ。レミニスちゃんがそのドアに何かして、全然動かないの。」
「・・ちょっと離れてろ。」
黒鋼は壊す勢いでぶつかったが、そのドアは少しも動かなかった。
「どうなってんだ。」
「一体どうすれば・・」
小狼がおもむろにドアに触れたとき、紋章がすうっと消えた。
「え・・・?」
ドアに手をかけると、ドアは開いた。
「なるほどー。そのドアに描かれてた紋章を元にして結界を創ってたんだけど、術をかけた人が解くか、小狼君が触ったら術が解けるようになってたんだねぇ。」
「じゃあ、おれ達がここに来るのを見越して・・?」
「それもあるけどー、カイル先生に危害を加えられないように、かなぁ。」
来客のベルが鳴って、小狼ははっとした。
「いらっしゃいませ。」
入ってきたのは二人組。一人は女の人で、一人は同い年ぐらいの男の子だった。
*
龍王は大きく剣を上げた。
「海龍波!」
連れの女性が止めようとしたが間に合わない。
しかし、その攻撃は小狼に当たることはなく、それどころか、何処かに当たることもなかった。海龍波は風となって、レミニスをすり抜けていった。
「手合わせなら外でやって欲しいんだけど。」
着替え終わったレミニスが龍王の前にいる。
「レミニスちゃん!」
レミニスは怪訝そうに龍王を見た。
「下手すれば私にまで当たってた。」
「す、すまん。」
そこへ譲刃と草薙がやってきた。
*
「しかしさっきの、凄ぇな。どうやったんだ?」
「・・何、私は手合わせできないよ?」
「しねぇよ!」
さくらは3人にケーキと紅茶を差し出した。3人が絶賛しているのを後ろから龍王が見ている。
「あーくそ!俺も食いたいー!!」
「あなたが場所も考えずにやるからよ。応報よ。」
「まだあるから大丈夫ですよ。」
小狼は龍王の片づけを手伝う。
「おまえ、強いな!けど、右側の反応がちょっと遅い。どっか悪いのか?」
小狼は微笑んでその理由を話した。
レミニスははっとして、小狼を見た。・・まだのようだ。少しの間とはいえ、確かめるのを忘れていたなんて、うっかりしていた。
龍王と小狼が楽しそうに話している。
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※「応報」:行いに対する報い
<あとがきと裏話>
<あとがきと裏話>
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